東京から飛行機でおよそ3時間で到着する台湾。コロナ禍も終息に向かい、海外での就職や転職を夢見ている人も増えてきているかと思います。実際に台湾でもコロナ禍後の外国人の求人数も増加傾向にあります。

そこで今回は台湾にはどのような求人があるのか、職種別でご紹介していきたいと思います。

 

1.台湾ではどのような職種があるのか

台湾で働く方法として、日系企業や現地採用で働くという手があるでしょう。日系企業は働き方も日本寄りですし、職場環境にも馴染みやすいです。

また台湾企業に関しても日本語が話せる人材を募集していることも多いですし、中国語も堪能ならさらに仕事の幅も広がるでしょう。

製造・技術関連職

台湾では近年、半導体を製造する会社が急成長を遂げており、そのシェア率は世界でトップクラスです。そのため海外から多くの技術者が駐在員として働いています。そこで必要になってくるのが、商品をお客様に提供する営業、工場での生産手順を考える生産管理、技術職などです。

営業職

半導体や、台湾に進出している日本の電機メーカーなどの営業職が比較的多いです。台湾国内や、日系企業だと日本への出張も多く、日本語、英語、中国語などの語学力が必要とされるケースが多いです。

生産管理職

工場内での生産管理や、海外の顧客相手への対応などが求められます。会社などにより様々ですが、現場管理の経験に加え、現地でのコミュニケーションも必要になってくるため最低限の語学は必要になってくるでしょう。

技術職

工場などの現場での技術知識に加え、設計や施工管理経験が求められるケースもあります。

サービス・接客業

台湾では、日本の食文化に興味を持っていたり、接客サービスに関して高い関心を持っています。台湾には日本食のレストランが数多く出店していたり、ホテルのサービス業、日本からの観光客を案内するツアーコンダクターなどの仕事も多いです。

飲食業

台湾には日系の飲食店が非常に多く求人数も多いです。新しく台湾へ進出する際へのマネジメントや現地の社員として即戦力が必要とされる場合もあります。

ホテル業

台湾には日系のホテルも多く、星野リゾートなどの有名企業も進出しております。接客業の経験やフロント業務の経験、語学力が必要になってきます。

販売職

日本製品を扱う店舗で現地の人に製品の魅力を伝えたりする販売員の仕事です。

ツアーコンダクター

日本人観光客に対して、台湾を案内する仕事です。サービス精神がある、社交性がある人には向いている仕事でしょう。ツアー時の現場のやりとりで中国語が必要になる場合もあります。

コンサルタント・クリエイティブ職

台湾に進出したい日本企業のサポートとして、コンサルタントやマーケティング、クリエイティブ職なども台湾には数多くの会社があります。日本人と台湾人の架け橋になる仕事なので最低限の語学は必要になるでしょう。

コンサルティング職

日本から進出したい会社の設立前や後の手助けを行う仕事です。仕事内容は多岐に渡り、翻訳、通訳のサポートに加え、企業の課題を分析し、解決のための提案をする仕事になります。

マーケティング職

近年SNSを使ったマーケティングや広告なども増えてきております。情報を発信したい日本企業へのサポートや運用を賄う仕事になります。

クリエイティブ職

マーケティング戦略に合わせてクリエイティブ制作する職種です。WEB制作やWEBディレクター職などが当てはまります。

言語サポート職

自身の中国語を活かして日本人と現地の人をサポートする仕事も数多くあります。

通訳、翻訳職

台湾に進出したい日本企業の通訳、翻訳サポート業務など。

医療事務職

台湾在住日本人、日本人旅行客を対象とした病院も台湾にはいくつかあります。

留学サポート

日本から留学に来た留学生のサポート業務など。

 

2.中国語が堪能でなくても働ける職種

台湾で働いてみたいが中国語が話せなくて実際に働けるか不安という人も多いのではないでしょうか？台湾では語学が話せなくても転職できる職種がいくつかあります。今回はその一例をご紹介したいと思います。

日本語を活かす職種

日本語を主に使用する仕事や、日本人顧客とのコミュニケーションが中心となる職種です。

日本語教師

台湾には日本に興味がある人も多いので、日本語教室も数多くあります。日本語教師の場合、日本語を使って教えるので、中国語が話せなくても問題ない場合が多いです。

カスタマーサポート職

日本人の消費者に対して、電話などでサポートする仕事になります。顧客が日本人のみなので、語学が出来なくても仕事ができるのが特徴です。

スキルを活かす職種

専門的なスキルや経験が主となる職種で、日常のコミュニケーションよりも専門知識が重視されることが多いです。

ITエンジニア職

プログラミングなどのITエンジニアは語学が堪能でなくても仕事の能力が高いと採用される可能性が高くなります。

料理人

台湾では日本料理がとても人気で店舗も多いです。特に寿司職人や日本で有名な店舗の料理人は給与も高く需要があります。

整体師

マッサージをする仕事なので、語学が堪能でなくても、最低限の会話が出来れば仕事ができます。

3.台湾転職の成功の鍵はスキルと語学が重要

台湾での転職は、今までの経験やスキルを充分に活かすことで、新しい職場での再スタートを切ることが出来るでしょう。さらに中国語や英語が堪能であれば、仕事の選択肢は格段に広がります。

しかしその一方で、中国語が話せないと給与面での不利や職種の選択が限られることも事実です。特にスキル特化型の職種以外ではその傾向が強まります。

台湾での転職を成功させるためには、やはり最低限の中国語が必要不可欠であり、そのスキルを高めていくことが、転職後の安定した生活への鍵となるでしょう。

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