【2024】台湾移住者向けのビザの種類と条件、仕事探しのポイントを解説
近年、台湾への移住が注目を集め、特にキャリアチェンジを考える人々にとって魅力的な選択肢となっています。この記事では、ビザの種類や条件、仕事探しのヒントまで幅広く解説していきます。
台湾でのキャリアチェンジで新しい第一歩を踏み出してみませんか?
1.初めての海外移住にオススメな国「台湾」
昨今円安の影響や、税金の高騰などで日本から海外に移住する方が増えてきています。その移住先として人気があるのが台湾です。日本からの距離が近いこともあり、移住者も年々と増えていて、現在は約2万人の日本人が台湾で生活しております。ここでは、台湾移住をおすすめする理由をご紹介いたします。
日本人が好きな親日家が多い
台湾は親日家がとても多く、毎年台湾の人口の4分の1が日本を訪れるほど日本のことが大好きです。観光地に行けば日本語を話せる人も多く、海外ながらどこか安心感を感じられます。
また台湾人はフレンドリーな人が多く、何か困ったことがあればすぐに助けてくれます。
地理的に日本から近く、文化も日本と似ている
台湾の首都「台北」は日本からとても近く、東京から飛行機で3時間ほどで到着します。 もし急用などで日本に帰国する場合でも近いので安心です。
台湾は漢字表記なので、完全には同じではありませんが、他の海外と比較して文字の認識ができます。また近年は「はま寿司」「一蘭」など、日本のチェーン店が多数進出してきており、初めての日本人の海外移住でも安心できる場所です。
治安がいい
海外移住の際に気になるのが現地の治安です。台湾は比較的安全とされていて、特に問題はありません。一方、有名観光スポットや空港などでは、観光客を狙った置き引きやスリ、親切を装って近づく詐欺、繁華街ではぼったくりといった犯罪もあるので注意が必要です。
2.海外移住にオススメなビザとは?
海外移住で新しい生活を始めるには、自身に合ったビザの選択が大切になってきます。この章では、移住者向けにおすすめのビザの種類を詳しく解説していきます。台湾ではどのようなビザが存在するのでしょうか?それぞれの特徴や申請条件を見ていきましょう。
観光ビザ
日本人が台湾へ渡航する場合、観光ビザ(パスポートのみ)で最大90日間の滞在が可能です。その期間のうちに台湾を出国し再び入国することで台湾で生活することができます。(通称ビザラン)
しかしあくまでも観光客として扱われるので、現地での就業や手続き(賃貸の契約、携帯の契約、口座の作成、保険の加入)などはできません。そのため観光ビザでの長期滞在はあまりおすすめしないのが現状です。
退職者ビザ
55歳以上の定年退職者であることで申請が可能なビザです。ビザが取得できると最大で180日台湾に滞在することができ、何度も再申請が可能です。しかし、申請する場合は一度日本への帰国が条件となります。
起業ビザ
台湾で会社を起業するという方が取得できるビザです。年間の営業収入が300万元以上、正社員の雇用が3人以上などの条件を満たしていれば、ビザの取得が可能です。ビザの更新は2年で台湾の居留が5年を超えると永住権の申請も可能です。
ワーキングホリデービザ
18歳〜30歳までの日本国民であれば申請が可能で、最大1年間滞在することができます。条件として、過去にワーホリビザの発給を受けていないことや被扶養者を同伴しないことなどが挙げられます。
台湾のワーホリビザは就労の期間や時間数、職種等の制限は特にありません。
配偶者ビザ
台湾人と結婚した際に得られるビザで、就労制限はありません。台湾人と同様に制限なく働くことが可能です。初めの申請での滞在期間は1年間です。滞在期間が5年を超え、年間居住日数が183日以上であれば永住権の申請も可能になります。
就労ビザ
台湾で働く際に取得できるビザです。こちらのビザは働く企業側が発行する形になるので、ビザを発行している企業以外の場所では働けないなどの労働条件があります。
また申請条件として、大卒であれば2年間以上の就業経験があることや、高卒・短大卒なら5年以上の就業経験があることなどが申請条件にあります。前職との関連性がみられるため、台湾での就職先も同様の業界や職種であることが好ましいです。
詳しくはこちらの【2023年】台湾での就労ビザを徹底解説!日本人が台湾で働くには?に記載されていますので、気になる方は是非ご覧ください。
3.台湾で仕事探すポイントもご紹介
前章で移住の際のビザについてご説明しましたが、やはり長期的に台湾に滞在するには、仕事を見つけることが不可欠になってきます(自身で起業する方、配偶者ビザの場合を除く)。
台湾で就職、転職先を探す方法として、おもに以下のような探し方が挙げられます。
日系の人材会社に登録する
日本人が台湾で仕事を探す方法として、日系の人材会社に登録して就職活動を行うという方法があります。特徴としては以下の通りです。
エージェントが内定までサポートしてくれる
登録すると、エージェントの方と面談し現在のスキルや雇用条件などを伺ったうえで求人探しのサポートをしてくれ、企業面接や履歴書の添削のサポートもしてくれるので安心です。
料金は無料、独自の交渉も可能
料金は不要で、基本的に無料でサポートを受けることができます。 また独自の求人を持っていることも多く、給与などの条件交渉も行ってくれる人材会社もあります。
中国語を使う仕事も探すことができる
日系企業ということで、必ずしも日本語の求人だけではありません。転職者のスキルに応じて、日系企業で中国語のポジションの求人なども数多くあります。
転職サイトで求人を探す方法
台湾の現地の求人サイトで仕事を探す方法があります。台湾で有名なサイトとしてあるのは、104人力銀行、1111人力銀行などがあります。「日本人」「日文」などと検索すると日本人向けの求人が出ます。
日本人の求人は台北がほとんど
台湾の求人サイトでの日本人への求人は台北がほとんどになります。南部などの求人はかなり少ないので、もし南部に滞在を希望の場合は時間に余裕を持って求人を探すようにしましょう。
就労ビザの申請が難しい場合もある
前章でも説明しましたが、就労ビザでの滞在の場合、企業側がビザを発行します。その際に企業が外国人を雇ったことがない場合は、ビザの申請に慣れていなく少し手間となる可能性もあります。
面接などはほとんど中国語
台湾の求人サイトに出ている求人はほとんどが台湾の企業になります。そのため、面接などはほぼ中国語になるので、あらかじめ基本的な中国語は学習しておく必要があるでしょう。
SNSや学校の掲示板から応募する方法
台湾で求人を探す際に、SNSや語学学校の掲示板から求人に応募する方法もあります。SNSなので会社の求人内容の信憑性に注意する必要はありますが、台湾ではSNSなどに求人が載っていることも多いです。
台湾で主流なSNS
台湾で一番主流なSNSは「Facebook」です。35歳以下の方はInstagramでの情報収集も活発ですが、35歳以上の台湾人はFacebookを多く利用しています。FacebookをWebサイト代わりにしている会社も多く、求人情報などもアップされていたりします。
日本ではあまり使用されていないFacebookですが、台湾に興味がある人は一度Facebookを登録して台湾の情報をチェックするのもいいかもしれません。
4.台湾移住で新しい一歩を踏み出してみよう
海外移住を検討している人にとって、親日家の多さや安定した治安から、台湾は魅力的な国といえるでしょう。台湾にはビザの種類も豊富にあり、日本人でも働ける場所が数多くあります。
海外移住には勇気が必要ですが、思い切って前に踏み出し、台湾での新たな生活を始めることをおすすめします。きっと新しい経験と世界が広がっていることでしょう。
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