コロナ禍も明けて、海外移住希望者も増加する中で、日本から距離が近く、親日家も多い台湾は、現地への転職を考える人も多いです。台湾で働く方法は、日系企業の駐在やワーキングホリデー、アルバイトなど様々ありますが、今回は現地採用に特化して、求人内容や待遇面について徹底解説していきます。

 

 

 

1.現地採用でのポジションや求められるスキルとは？

台湾で日本人が現地採用を目指す場合、具体的にはどのようなポジションがあるのでしょうか。ここでは、現地採用で求められるスキルや人物像も踏まえてご紹介します。

日本人の現地採用のポジション

職種では、主に営業職やカスタマーサポート、生産管理などの募集が多いです。日本語を使ってやり取りをするシーンが多くなる日本人や日系企業を顧客とするポジションで特に需要があります。そのほか、現地スタッフのマネジメントや管理等の役割を求められることも多いです。

求められるスキルや人物像

現地採用では、中級程度の中国語能力を求められる場合が多いです。台湾では日本語を話すことができる人材も多いため、日本人に対しては、日本語ネイティブである事だけでなく、対日本人や対日系企業のビジネスマナーなど、日本でのビジネス経験が期待されます。 また、これまで一貫した職歴を有する場合は、現地でも即戦力として歓迎される傾向があります。

現地採用で活躍する人材とは？

台湾で活躍する人には、多様性を受け入れ、チャレンジ精神が旺盛なタイプが多いです。台湾では主張型の風土があるため、自分自身の考えや意見をしっかりとストレートに伝えることが求められます。また、成果主義の傾向があるため、スピード感を持って、業務への臨機応変な対応力がポイントとなります。 スキル面では、中国語が話せるだけでなく、英語力もあれば、現地での活躍の幅がより広がるでしょう。

2.現地採用の待遇面について

現地採用で一番気になることは、やはり待遇面でしょう。物価の違いなどから、どうしても台湾現地の給料はあまり高くない印象があるかもしれません。しかし最近は、円安の影響で日本円の価値が下がっているため、現地で働いて台湾ドルで給料をもらうことで、日本円が稼ぎやすいという側面もあります。

基本的な給与目安

台湾では母国の大学を卒業した外国人が「就労ビザ」で働く場合、法律により最低47,971台湾ドル以上の給与支給が義務として規定されています。就労ビザ以外の場合は規定外となります。 基本的には月収ベースで提示されます。日本人の現地採用の給与相場は、一般社員が48,000〜55,000台湾ドル、マネジメント職では60,000〜100,000台湾ドルが目安です。地域や経験、スキルなどにより給与には差があります。

福利厚生や手当

基本的な社会保険である健康保険と労工保険は、全員の加入が原則です。日本とは異なり、一般的に別途支払いでの交通費手当や家賃補助の支給はない場合が多いでしょう。 また、台湾では税金対策として、1,800〜2,400台湾ドルの食事手当を支給する企業がほとんどです。現地の風習として、春節などに「紅包」と呼ばれるボーナスを支給するところもあります。

3.現地採用からのキャリアについて

日本は諸外国と比較して、転職に対してネガティブな印象を受けることがありますが、台湾では転職を前向きに捉え、転職回数も多い傾向にあります。現地採用で就職した場合には、どのようなキャリアプランがあるのでしょうか。

現地企業や海外への転職

大限に発揮できる環境やポジションを求め、キャリアアップを図るため、別の現地企業へ転職することもできます。 また、台湾で働くことで世界を視野に入れたビジネス経験も積めるため、アジア圏の他の国など、台湾以外の国へチャレンジすることも可能でしょう。

現地での経験を活かして起業

台湾現地でのビジネス経験を活かして、経営者として起業するキャリアプランもあります。ハイリスクハイリターンな選択肢ではありますが、これまで築いた人脈やスキルなどを活かすチャンスとなるかもしれません。

4.まとめ

台湾で現地採用で働く場合、言語や待遇などの違いもあり、一筋縄にはいきませんが、それは海外就職であれば必ず直面する課題です。台湾は日本人にとって暮らしやすい環境も整っており、根強い人気があります。日本でのビジネス経験を活かして海外で働いてみたいという人は、ぜひ台湾での転職を検討してみてください。

 

 

Reeracoenとは？

私たちの転職支援サービスは、スピード感と丁寧なマッチングを大切に考えています。転職を希望される背景を細やかにヒアリングをし、企業風土・職務内容・待遇を総合的に判断をし、最適な求人のご紹介をさせていただきます。

ぜひ一度、 REERACOEN TAIWAN の転職支援サービスにお問い合わせください。