台湾人が日本で働くためには?日本の在留資格(就労ビザ)を解説!

TIPSNovember 11, 2025 17:10

「日本に行って仕事をしたい!」、「コロナが落ち着いてきたから、そろそろ日本に行きたい!」...そういう声を最近よく耳にします。また「以前はビザがストップしていたけど、今はどうなの?」といった質問も尋ねられます。

台湾人が日本で働く場合のビザの最新状況はどうなっているのかなど、本記事では、日本の就労ビザについて解説をしていきたいと思います!

台湾人が日本で働くために必要な在留資格の種類とは?

外国人が日本で活動できる在留資格は全部で29種類あり、大きく4つのカテゴリーに分けられます。その中でも皆さんがよく保有している在留資格をいくつか紹介します。

▍技術・人文知識・国際業務

大学などで学んだ知識や母国での仕事経験などと関連する活動であり、単純労働は含ません。(例:機械工学の技術者、デザイナー、通訳など)

注意をしなければいけない点としては、この在留資格を申請するには大学卒業程度の学位が必要ということです。つまり、台湾、日本、もしくはその他の国で大学を卒業していない人は申請が難しいということになります。(例外あり)

日本で仕事をしたいと考えている方はまず大学を卒業するということを優先的に行いましょう。

▍特定活動

特定活動の中には様々な種類があります。ワーキングホリデーもその一種です。他にも就職活動や内定待機などがあります。 ワーキングホリデーは18歳以上30歳以下、1年間を限度に主として休暇を過ごすことを目的とする者(年間10,000人)を対象としています

▍留学

日本の大学、短期大学、日本語学校などに所属している外国人が取得できる在留資格です。留学の在留資格では通常仕事をしてはいけません。ただし資格外活動許可というものが下りれば1週について28時間以内(教育機関の長期休業期間にあっては,1日について8時間以内)の収入を伴う事業を運営する活動が許可されます。

▍特定技能

特定技能とは2019年4月に新しくできた在留資格です。日本国内で深刻な人手不足に悩むいくつかの産業分野(現在は14業種)において、働き手として即戦力となる外国人の採用・雇用ができるようになりました。

台湾人にはあまり聞き覚えのない在留資格かもしれません。というのも特定技能を取得するためには日本語試験と技能試験を受験しなければならないのですが、この試験はまだ台湾では受験できません。今後台湾でも受験可能になっていくと思われます。

特定技能であれば大学を卒業していない方でも試験に合格すれば在留資格を取得することができます。台湾人に人気なホテルやレストランでのサービス業も特定技能で仕事をすることができますのでコロナが落ち着いた際にはどんどん増えるのではないかと予想されます。

「在留資格」=外国人が日本に在留する間、一定の活動を行うことができること、または、一定の身分や地位を有する者としての活動を行うことができることを示す、「入管法上の法的な資格」のことです。

ビザの申請の仕方は?

日本と台湾の間には公式の国交がないため、日本の大使館や領事館は台湾にはありません。しかし、役割を担う場所として台湾には「日本台湾交流協会」が設けられています。

台湾人が日本に入国する際に事前にビザの取得が必要な場合は、台湾にある日本台湾交流協会事務所に申請に行く必要があります。日本台湾交流協会事務所は台湾の台北と高雄の2か所に設置されており、その両方でビザの申請が可能です。

申請に必要な書類は、取得するビザの種類によって異なります。就業ビザや一般ビザを取得する場合には、申請の書類をそろえる前に「在留資格認定証明書」と呼ばれる書類が必要です。この証明書は日本の入国管理局で申請可能です。

実際にビザを申請する際にはこの在留資格認定証明書以外に、パスポート(有効期限6か月以上のもの)、査証(ビザ)申請書証明写真(縦4.5cm×横4.5cm、背面が白地のカラー写真)、身分証が必要です。これらの書類を全て揃えたうえで、先述の日本台湾交流協会事務所にて申請を行います。

また、所定の書類を全て揃えた場合でも、審査の状況次第ではこれ以外の書類の提出が求められることもあります。

現在のコロナの状況は?ビザは申請できるの?

コロナの影響でビザの申請はストップしていました。しかし2022年3月からビザの申請は再開しており、最近日本に入国している外国人もどんどん増加しています。まだまだ台湾在住者が応募可能な求人は少ないですが今後個人観光客の入国が許可されていくと台湾人を必要とする求人が増えていくと予想されます。

現在台湾、日本ともにコロナの感染者数はなかなか減少しない状況ですがwithコロナの動きが増えてきていますのでまたビザの申請がストップするということは考えにくいです。

今年こそ日本就職のチャンス!まずはご相談を

いかがだったでしょうか?コロナの影響で日本就職や留学を諦めてしまった方も多いかと思いますが、最近は日本に行くチャンスが徐々に増えています。

Reeracoen Taiwanではビザに関する質問なども受け付けています。